(仕事術)「小さな範囲に努力を結集」→「内的統制感」がUP↑
ショーン・エイカー 著『幸福優位7つの法則』
(徳間書店、2011年)
ショーン・エイカー著『幸福優位7つの法則』から名言を紹介します。
「自分が違いを生み出せると思う小さな範囲に努力を結集させることだ。難題は、比較的易しいものから1つずつ取り組む。小さな円から始めて少しずつ範囲をひろげていくのである。それによって、自分の行動が結果に直接影響するということ、つまり自分は自らの運命の大半を支配する主人なのだということを再学習できる。『内的統制感』が高まり、自分の能力に対する信頼が固まってきたら、さらに外側に向けて努力を拡大していけばいい。」
私はこの箇所を読んだとき、かなり以前に読んだスティーブン・コヴィー著『7つの習慣』を思い出しました。この本のなかで「影響の輪」と「関心の輪」という話があって、自分が影響力を発揮しやすい「影響の輪」に対して、まずは集中することが大事だと書かれていました。そして、できれば「影響の輪」と「関心の輪」を一致させること。そうしないと、自分が直接コントロールできないことに関心をもつことになるので、自分の無力感が大きくなるという話でした。
この『7つの習慣』の話は、エイカー『幸福優位7つの法則』にも、少し見方を変えながら発展されていると思いました。
特に仕事などでは、「小さな円から始めて少しずつ範囲をひろげていく」ことを心がけたいと思います。