2022年7月
「サタン」「デーモン」「デビル」に違いはあるの?
山形孝夫 著『読む聖書事典』(筑摩書房、2015年) 以前、山形孝夫さんの『治癒神イエスの誕生』を読んでとても勉強になりました。特に聖書の中でイエス・キリストが病気を治(なお)す物語の解説のところがとても興味深かったで […]
童話『青い鳥』とは違うストーリーです
重松清 著『青い鳥』(新潮社、2010年) 重松清さんの小説は以前から『せんせい。』などを読んだことがありました。少年時代の感じ方を思い出させてくれる大好きな作家さんです。今回は改めて『青い鳥』を読み直してみました。メ […]
台所で手術をしていた時代があった!
ロイ・ポーター 著『人体を戦場にして――医療小史』(法政大学出版会、2003年) コロナ禍に振り回される社会状況について理解を深めるために、これまで山本太郎『感染症と文明』、西迫(にしさこ)大祐(だいすけ)『感染症と法 […]
感情が爆発するという問題
森田ゆり 著『しつけと体罰』(童話館出版、2003年) 以前、アーロン・L・ミラーさんの『日本の体罰』(2021年)を読み、特にスポーツ指導の場面での体罰の根深さについて考える機会がありました。今回は親が「しつけ」と称 […]
「健康」の意味内容は変化してきた!
北澤一利 著『「健康」の日本史』(平凡社、2000年) コロナ禍に入った2020年の春、「ステイホーム」が呼びかけられた頃は外出の機会が減って運動不足になりました。運動不足は特に高齢者には大きな健康被害を与えるのではな […]
災害時に食べ物を「何とかする」工夫
今泉マユ子 著『災害食がわかる本』(理論社、2019年) テレビ出演も豊富な著者 以前、クックパッド監修の『防災レシピBOOK』を読んだことがあり、いざという時の備えの大切さを知ることができました。また、災害の時に手に […]
幸せを収集する能力が大事!
樺沢紫苑 著『精神科医が見つけた3つの幸福』(飛鳥新社、2021年) 以前、水木しげるさんが書いた『水木サンの幸福論』(KADOKAWA、2004年)を読んで以来、幸福とは何かということをよく考えるようになりました。ま […]
少子化解決は「生活期待水準」がカギ!?
赤川学 著『これが答えだ! 少子化問題』(筑摩書房、2017年) 赤川学さんの本は以前に『少子化問題の社会学』(弘文堂、2018年)を読んだことがありましたが、本書は『少子化問題の社会学』の1年前に出版された本です。少 […]
レポートの書き方:「問い」を「ブレイクダウン」するのがコツ
苅谷剛彦/石澤麻子 著『教え学ぶ技術――問いをいかに編集するのか』(筑摩書房、2019年) レポートや論文には「問い」が必要 学術的なレポートや論文を書く時には「問い」が必要です。渡邊淳子『大学生のための論文・レポート […]
明治期のコレラ禍の死者は日清・日露戦争より多かった!
立川昭二 著『病気の社会史――文明に探る病因』(岩波書店、2007年) コロナ以前の感染症は文化人も悩ませた コロナ禍に入った2020年、感染症に関する本を何冊か読みました。本書もその中の1冊です。本書ではハンセン […]