日本史
平成の家族の姿をデータから

湯沢雍彦 著『データで読む平成期の家族問題――四半世紀で昭和とどう変わったか』(朝日新聞出版、2014年)  2019年5月1日に元号が平成から令和に変わりました。平成が始まったのが1989年ですから30年の平成の間に変 […]

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日本史
出産と子育ての風習には不思議がいっぱいです!

安井眞奈美 著『怪異と身体の民俗学――異界から出産と子育てを問い直す』(せりか書房、2104年)  ひところ「妖怪ウォッチ」が流行り、それ以前から「ゲゲゲの鬼太郎」も人気があります。人間社会の近くにいながら目には見えづら […]

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西洋史
イエスは病気を治した!

山形孝夫 著『治癒神イエスの誕生』(筑摩書房、2010年)  2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されたというニュースを目にした時、小学校の社会科教科書で「島原の乱」や「天草(あまくさ) […]

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日本史
江戸時代の「赤ちゃんポスト構想」とは?

沢山美果子 著『江戸の捨て子たち――その肖像』(吉川弘文館、2008年)  2007年に熊本の病院で「こうのとりのゆりかご」、通称「赤ちゃんポスト」が設置されました。自分で子どもを育てられない親が、病院に匿名(とくめい) […]

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日本史
下級武士たちの食糧事情などマニアックな知識も!

東郷隆 著『【絵解(えと)き】雑兵足軽たちの戦い』 (講談社、2017年)  以前、藤木久志さんの『新版 雑兵(ぞうひょう)たちの戦場』(朝日新聞出版、2005年)を読んで、身分の低い兵たちの戦いぶりについての知識をある […]

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社会問題
アメリカ人の目に映る日本の体罰問題

アーロン・L・ミラー 著『日本の体罰――学校とスポーツの人類学』(共和国、2021年) 「暴力根絶」を掲げる日本の競技団体  2013年に、女子柔道の国際試合強化選手に対して指導者が暴力をふるった事件が発覚しました。20 […]

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健康/生命
感染症対策の進展は「細菌」発見が鍵だった!

西迫大祐 著『感染症と法の社会史――病がつくる社会』(新曜社、2018年)  新型コロナウィルスが流行したことがきっかけで感染症についての関心が増しました。以前、山本太郎『感染症と文明』を読みましたが、今回は西迫大祐『感 […]

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社会問題
明治維新は受験生の苦学ストーリーも生み出した!

竹内洋 著『立志・苦学・出世――受験生の社会史』(講談社、2015年)  2022年1月15日、大学入学共通テストの初日でしたが、試験会場だった東京大学の農学部前で受験生らを刃物で切りつける事件が発生しました。犯人は高校 […]

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社会問題
薬物問題の背後に公衆衛生の視点あり!

渡邊拓也 著『ドラッグの誕生――19世紀フランスの〈犯罪・狂気・病〉』(慶應義塾大学出版会、2019年)  芸能人や元プロ野球選手が薬物問題で逮捕されたというニュースが流れるたびに「なぜ薬物に手を出してしまうのだろうか? […]

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社会問題
成人年齢が18歳に! 少年法は?

廣瀬健二 著『少年法入門』(岩波書店、2021年)  2022年4月から成人年齢が18歳になりました。18歳以上は大人として取り扱われるということですが、これにともなって何か具体的な変化があるのか、ピンと来ないまま過ごし […]

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