日本史
戦国時代の戦場は農閑期の「稼ぎ場」だった!?

藤木久志 著『新版 雑兵たちの戦場――中世の傭兵と奴隷狩り』 (朝日新聞出版、2005年)  小学生の頃にNHKの大河ドラマ「徳川家康」を観て以来、戦国時代に興味をもち続けています。群雄(ぐんゆう)割拠(かっきょ)の中か […]

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社会問題
優生思想とは何か――その危険さを知ることができる名著です

米本昌平+松原洋子+橳島次郎+市野川容孝 著『優生学と人間社会――生命科学の世紀はどこへ向かうのか』(講談社、2000年)720円+税  2016年に神奈川県相模原市の知的障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が […]

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哲学・思想
思想家フーコーは自らを「花火師」と呼んだ!

ミシェル・フーコー 著『わたしは花火師です』(筑摩書房、2008年) 1926年にフランスで生まれ1984年に亡くなったミシェル・フーコーは、『監獄の誕生』(邦訳1977年)という本などで近代社会の権力技術のあり方を批判 […]

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日本史
「お墓」にも歴史があります!

岩田重則 著『「お墓」の誕生――死者祭祀の民俗誌』(岩波書店、2006年)  そういえば最近、お墓参りに行ってないなと思います。ここ数年のコロナ禍で実家に帰省するのが難しいのが最大の原因です。それ以前はお盆と正月に帰省し […]

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日本史
時代とともにヒトの出産は変わる!

杉立義一 著『お産の歴史――縄文時代から現代まで』(集英社、2002年)  10年以上前ですが、いろいろな職業の達人たちを紹介する「プロフェッショナル」というNHKの番組で助産師の回があったのですが、その助産師は自ら助産 […]

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西洋史
なぜブタは法廷に立たされたのか?

池上俊一 著『動物裁判――西欧中世・正義のコスモス』(講談社、1990年)  「法廷に立つブタ、破門されるミミズ」と書かれた本書の帯を見たときは単純に「?」でした。しかし、中身をぱらぱらと見ていくと、些末(さまつ)な面白 […]

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学び・ライフスキル
読んでもらえる文章の「作法」が学べます!

尾藤克之 著『ちょっとしたことで差がつく最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム、2022年)  ふだんメールで連絡をとることは多いのですが、その書き方は誰かに教えてもらったということはありませんでした。送られてきたメ […]

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社会問題
いじめから身を守るためにできること

  荻上チキ 著『いじめを生む教室――子どもを守るために知っておきたいデータと知識』(PHP研究所、2018年)  1年間に何度か重大ないじめに関するニュースが流れて、最近はどれがどのいじめ事件だったのかよく覚えておらず […]

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学び・ライフスキル
〈大学生〉「パラグラフ・ライティング」の技術を習得できる!

渡邊淳子 著『大学生のための論文・レポートの論理的な書き方』(研究社、2015年) 書き方には「作法」がある  新聞、雑誌、ブログ、メールなどそれぞれの媒体や記事には独特の特徴や書き方の「作法」のようなものがあると思いま […]

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学び・ライフスキル
自分をアップデート(更新)する読書

池澤夏樹 著『知の仕事術』(集英社インターナショナル、2017年) 池澤さんの仕事ノウハウが公開された!  池澤(いけざわ)夏樹(なつき)さんの本は何年か前に小説『マシアス・ギリの失脚』を読んでとても面白かったです。新聞 […]

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