志村けん、アントニオ猪木:好かれる人の発言には共通点がある!
樺沢紫苑 著『精神科医が教える1億稼ぐ人の心理戦術』
(中経出版、2009年)

1億稼ぐようなビジネス成功者がどのような心理戦術を用いているのか? とても魅力的なタイトルで、しかも現在Youtube動画をどんどん更新している精神科医・樺沢紫苑さんが2009年という段階で書いていた本ということで読んでみました。樺沢さんが実際に会った1億稼ぐ成功者は、ほとんどの場合、腰が低くて、周囲の人に対する感謝の気持ちを忘れず、そのことをよく口に出している人だったということが書かれていたのが印象的でした。
本書を読んで私が特に勉強になったのは以下の3点です。
1. ポジティブな言葉を発する人は好かれる
心理学では「好意の返報性の法則」ということが知られています。ポジティブな言葉を発してくれる人がいると、それを聞いた人は気分が良くなり、ポジティブな言葉や行動を返したくなるというものです。
本書は2009年に出版された本ですので、当時ブレイクしていた芸人のエドはるみさんの「あなたもグー。私もグー。グー、グー、グー。」というギャグが、ポジティブな言葉の例として取り上げられていました。そういえば、最近エドはるみさんは何をしておられるのでしょうか。
他にも、志村けんさんの「いいんだよ、ダイジョウブだあ」というものポジティブな言葉の例。コロナ禍1年目に志村さんが亡くなったのはショックでした。
アントニオ猪木さんの「元気があれば何でもできる。1、2、3、ダー」というのもありました。
元アメリカ大統領のオバマさんの「Yes, we can」もありました。これほどたくさん、ポジティブな言葉はブームを巻き起こしてきたのだなと思いました。
2. 交通事故に会いやすい状態には共通点がある
これは①疲れている、②早く帰りたいと焦っている、③悪天候、の3つです。こういう状態のときは、とにかく「待つ」ことが解決策です。待てないと、命の危険をもたらします。
3. ピンチに陥ったら、やるべきことを全てリスト化せよ
「底なし沼」のように状況が悪いと思えるときでも、やるべきことを書き出してみると、それほど多くないということに気づく、ということが書かれていました。
一歩距離を置いて眺める。状況を客観視するには書き出すのが一番です。
「無限にあると思った問題点も、書き出してみると、大きな山が3つだっただけ」というような気づきがあるかもしれないので、全てリスト化することを私も実行してみたいと思いました。

