(鎌倉殿の13人)「義時、その縁談はやめておけ」と言ってあげたい

三谷幸喜・作『鎌倉殿の13人』(第34話)
(NHK大河ドラマ、2022年)

 『鎌倉殿の13人』を私はリアルタイムで視聴していなかったのですが、このたびDVDで観る機会をもつことができました。脚本家の三谷幸喜さんのおかげで、今まであまり興味のなかった鎌倉時代の人々の生活や人間模様を知ることができてうれしいです。今回は第34話「理想の結婚」を観た感想をレポートします。
 今回は3代「鎌倉殿」実朝が京から嫁をもらう話と、北条義時(小栗旬)の2度目の再婚話という2つの縁談の話が中心でした。
 実朝の縁談は後鳥羽上皇(尾上松也)の親戚筋と「鎌倉殿」実朝の結婚話で、これは朝廷と幕府のつながりを強めるよい話という面がありました。しかし、後鳥羽上皇はこれを足場に幕府をコントロールしようと画策しています。
 後鳥羽上皇としては、源氏の血筋である源実朝を味方に引き入れながら、執権の北条氏を遠ざけようとしていたことが描かれていました。
 北条氏の当主となっていた時政(坂東彌十郎)は妻のりくの言いなりになっていたうえ、訴訟の裁きを賄賂(貢物)で左右するだらしなさがありました。そして、もともと畠山氏の領地だった武蔵国を奪おうとする姿勢を見せて、これが次の揉め事の火種になっていました。今も昔も賄賂はいけないと思いました。
 そして義時の縁談は文官の御家人の孫娘・のえ(菊池凛子)で、裏表のある性格が描かれていました。のえの裏の顔は、有力者である義時の妻の座を得て、派手な生活がしたというもの。その裏の顔を義時の息子・泰時(坂口健太郎)が偶然垣間見ていましたが、どうやら縁談は進むようです。
 公私の面でドロドロしたものが噴出しています。次回以降、どこかでスカッとする展開がほしいと感じました。

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