(夏休み)親子インタビューで読書感想文がパパッと完了
山口拓朗 著『親子で取り組む作文教室』
(日本能率協会マネジメントセンター、2020年)

小中学生の夏休みの宿題のなかで、自由研究や工作もたいへんですが、読書感想文もなかなか手強いと感じたことはないでしょうか? まず本を読まなければいけない。次に読んだ本について感想を書くわけですが、どのようなことを、どのように書くのかが分からなくて困ってしまった経験がありました。また、自分の子どもが読書感想文を書くときに四苦八苦している様子を見て、何とかすんなりと書かせてやる方法はないものか?と考えたこともあります。
本書『親子で取り組む作文教室』に書かれていた方法で、是非ご紹介したいのが「親子インタビュー」という方法です。
「親子インタビュー」とは、親が子どもにいくつかの質問を投げかけて、その質問に答える過程で子どもが読書感想文の「素材」を集めていくというものです。料理には食材が必要ですが、作文にも「素材」が必要です。読書感想文の場合、読んだ本についての質問に答えながら、書くための「素材」を集めるということを、書く準備として行って、「素材」を集めておく。後はその「素材」を料理することで読書感想文が書けるという具合です。
その際のポイントは、山口さんによれば2つです。
①まずは、ざっくばらんにいろいろな質問をする、
②その子「らしさ」が光る答えが出たら、その「らしさ」を掘り下げる質問をする。
「らしさ」の目安は、声が大きくなったり、前のめりになったりすることです。。
読書感想文に使える具体的な質問としては、例えば以下のようなものがあります。
・どうしてこの本を選んだのか
・本の「あらすじ」を短く話してみて
・ひと言でいうと、この本の感想は?
・どうしてそう思ったのか
・この本の好きな場面は?
・どうしてその場面が好きなの?
・自分と主人公が似ている点は? 違う点は?
・もし自分が主人公だったらどうしていたか?
などです。
質問によって、子どもの思考回路が開けていくと考えると「親子インタビュー」はとても楽しいものになりそうです。小中学生の親御さんに、是非この方法をおすすめしたいです。

