(鎌倉殿の13人)北条の「お飾り」になった3代将軍

三谷幸喜・作『鎌倉殿の13人』(第40話)
(NHK大河ドラマ、2022年)

 『鎌倉殿の13人』を私はリアルタイムで視聴していなかったのですが、このたびDVDで観る機会をもつことができました。脚本家の三谷幸喜さんのおかげで、今まであまり興味のなかった鎌倉時代の人々の生活や人間模様を知ることができてうれしいです。今回は第40話「罠と罠」を観た感想をレポートします。
 今回は宿老の最年長、和田義盛(横田栄司)が挙兵するのかどうかの駆け引きが最大の見どころでした。
 御家人たちの中には北条氏に対する不満が溜まっており、和田を担ぎ上げて北条氏を倒そうとする勢力が出来てきました。
 ここに京の後鳥羽上皇も一枚噛んで揺さぶりをかけようとします。
 さらには、北条氏に娘を嫁がせるなど近い位置にいながら、自らものし上がろうとする三浦義村(山本耕史)の策略もあり複雑でした。
 北条義時(小栗旬)は、和田を挙兵させたうえで鎮圧し滅ぼすことを考えますが、姉の政子(小池栄子)や源実朝(柿澤勇人)らに反対されます。
 この時期、義時の権力は絶大になっている様子がリアルに伝わってきました。もはや、「鎌倉殿」実朝でも義時を止めることはできません。「鎌倉殿」は北条の「お飾り」だなと思いました。
 そして、姉の政子は初代将軍・頼朝(大泉洋)の妻であり、実朝の実母、そして、義時の姉という立場にあり。義時を唯一、止めることができる、と見せかけて、義時は和田を挙兵させるように、どんどん焚き付けていきます。
 しかし、政子もこれまでの経験から、義時の考えを見抜き、御所に和田を呼んで、鉾を収めさせ、義時と和解させました。
 ところが、和田義盛の留守を預かっていた和田氏の者たちがついに挙兵してしまいました。義時は忍びのトウ(山本千尋)を和田の館に向かわせて、和解した旨を伝えようとしますが、間に合いませんでした。和田は挙兵します。
 私は知りませんでしたが、この和田の乱はすごく大きな戦になったようです。次回、その様子が描かれると思います。

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