日本史
江戸時代の「赤ちゃんポスト構想」とは?
沢山美果子 著『江戸の捨て子たち――その肖像』(吉川弘文館、2008年) 2007年に熊本の病院で「こうのとりのゆりかご」、通称「赤ちゃんポスト」が設置されました。自分で子どもを育てられない親が、病院に匿名(とくめい) […]
下級武士たちの食糧事情などマニアックな知識も!
東郷隆 著『【絵解(えと)き】雑兵足軽たちの戦い』 (講談社、2017年) 以前、藤木久志さんの『新版 雑兵(ぞうひょう)たちの戦場』(朝日新聞出版、2005年)を読んで、身分の低い兵たちの戦いぶりについての知識をある […]
戦国時代の戦場は農閑期の「稼ぎ場」だった!?
藤木久志 著『新版 雑兵たちの戦場――中世の傭兵と奴隷狩り』 (朝日新聞出版、2005年) 小学生の頃にNHKの大河ドラマ「徳川家康」を観て以来、戦国時代に興味をもち続けています。群雄(ぐんゆう)割拠(かっきょ)の中か […]
「お墓」にも歴史があります!
岩田重則 著『「お墓」の誕生――死者祭祀の民俗誌』(岩波書店、2006年) そういえば最近、お墓参りに行ってないなと思います。ここ数年のコロナ禍で実家に帰省するのが難しいのが最大の原因です。それ以前はお盆と正月に帰省し […]
時代とともにヒトの出産は変わる!
杉立義一 著『お産の歴史――縄文時代から現代まで』(集英社、2002年) 10年以上前ですが、いろいろな職業の達人たちを紹介する「プロフェッショナル」というNHKの番組で助産師の回があったのですが、その助産師は自ら助産 […]
本能寺の変の黒幕は徳川家康か?
呉座勇一 著『陰謀の日本中世史』(KADOKAWA、2018年) 大河ドラマ『麒麟がくる』は面白かった! 本書を読んでみたきっかけは2020年のNHK大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』を観て、本能寺の変についての自分の […]
本能寺の変は謎だらけ! 真相はどうだった?
明智憲三郎 著『本能寺の変――431年目の真実』(文芸社、2013年) 光秀=「裏切り者」というイメージ 「裏切り者」というのが明智光秀に対してもっていたイメージでした。戦国時代を勝ち抜き、天下統一を進めた信長、秀吉、 […]
「生類憐み令」と5代将軍・徳川綱吉の実像に迫る!
塚本学 著 『生類をめぐる政治――元禄のフォークロア―― 』 (講談社 2013年) 徳川綱吉は「犬公方(いぬくぼう)」だったのか? 徳川綱吉が「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれるほど犬を大事にする「生類憐(しょうるいあわ […]