(マインドセット)自分の行動の意義を捉え直すと違い効果が期待できる

ショーン・エイカー 著『幸福優位7つの法則』
(徳間書店、2011年)

 ショーン・エイカーさんの『幸福優位7つの法則』から名言を紹介します。


「日々の行動を自分の心がいかにとらえているかが、その行動自体よりも現実を決定する。」


 エイカーさんは事例として次のような研究結果を示しています。ホテルの清掃員を2グループに分け、片方のグループには清掃で体を動かすことが心肺機能を高める体操と同程度の効果があると伝え、もう片方のグループには何も伝えませんでした。
 数週間後の計測で、運動効果の意義について伝えられたグループの清掃員たちの体重減少、コレステロール値の低下などが確認されました。しかし、何も伝えられなかったグループは変化がありませんでした。
 そこでエイカーさんは「日々の行動を自分の心がいかにとらえているかが、その行動自体よりも現実を決定する。」と述べます。
 私は、こういうことは他にもありそうだと思いました。私の場合でいうと、駅まで歩くという行動は、何も意識しなければ、日々の通勤の、ただの移動ですが、それを散歩の一種と捉えて、1日の目標歩数にカウントするようにしたら、何となくですが運動している気分、健康に良さそうな気分がしてきました。これは「マインドセットを変える」ということなのだと思います。
 他にもありそうなので、もっと探してみたいと思いました。

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