(アドラー心理学)人は「貢献している」と感じると「勇気」が出る

アドラー 著『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』
(ダイヤモンド社、2014年)

 本書は、アドラー自身の言葉を心理カウンセラーの小倉広さんが解説したものです。本書はアドラー心理学のエッセンスが凝縮されていると思います。今回は「勇気」に関するアドラーの言葉です。
 10年ほど前『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』という本が評判になっていたと記憶しています。「勇気」というのがアドラー心理学のキーワードなのかなと感じていました。これに関連するアドラーの言葉を探してみると次のように述べていることが分かりました。

人は「貢献感」を感じ
「自分に価値がある」と思える時にだけ
勇気を持つことができる。(本書82)

ここでアドラーは「勇気」の条件として「貢献感」をあげています。本書66では、他者に貢献することは「幸福」の源泉だと述べられていました。

 貢献は幸福の源泉。「貢献感」は「勇気」の条件。
 解説者の小倉さんは、人を「勇気づける」には「ありがとう」と伝えることだと述べています。「ありがとう」は「貢献感」を与える言葉なのだなと感じました。

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