(アドラー心理学)「自分の人生を描く画家」のように生きる

アドラー 著『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』
(ダイヤモンド社、2014年)

 本書は、アドラー自身の言葉を心理カウンセラーの小倉広さんが解説したものです。本書はアドラー心理学のエッセンスが凝縮されていると思います。今回はアドラーが「自己啓発の父」と言われる理由が分かる一節についてです。
 本書の「まえがき」に、アドラーが「自己啓発の父」と呼ばれることがあると記されています。私もスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』のような自己啓発本を読んだことがあり、コヴィーの考えとアドラーの考えの近さを感じたことがあります。
 本書で紹介されているアドラーの言葉の中に次のようなものがあります。

人間は自分の人生を描く画家である。
あなたを作ったのはあなた。
これからの人生を決めるのもあなた。(本書2)

 このようなアドラーの言葉には、やはり自己啓発につながる考えが含まれていると思います。
 解説者の小倉さんは、遺伝や生育環境、生まれ育った地域や入社した会社などの影響はもちろんあるものの、今の自分を作り上げた最大の決定要因は自分の決断だというのがアドラーの考えだったということです。

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