出口が見えるとほっとする「抜けないトンネル理論」とは?
樺沢紫苑 著『これからの生き方図鑑』
(光文社、2023年)

本書にはアフター・コロナの新生活で何に気をつけて、どう行動すればいいのかについて47個の具体的な論点と方法が示されています。今回は「抜けないトンネル理論」についてです。
本書で紹介されている「抜けないトンネル理論」とは、出口が見えただけで、まだトンネルの中にいるのに、人はホッとするということです(208ページ)。
重要なのは、直面している問題の「期限」「終わる時期」「終わる、改善する見込み」が見えるようになること。そして、そのために「調べる」という行動が大事になります。
問題に直面した時には、ネガティブな情報を集めるのをできるだけ避けて、「いつ頃になったら終わりそうか」「どういう状態まで持ち込めば、終りが見えてきそうか」ということに関する情報を集めるように行動するべきだと思います。