社会問題

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少子化解決は「生活期待水準」がカギ!?

赤川学 著『これが答えだ! 少子化問題』(筑摩書房、2017年)  赤川学さんの本は以前に『少子化問題の社会学』(弘文堂、2018年)を読んだことがありましたが、本書は『少子化問題の社会学』の1年前に出版された本です。少 […]

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「共通テスト」導入には紆余曲折ありました

紅野謙介 著『国語教育の危機――大学入学共通テストと新学習指導要領』(筑摩書房、2018年)    2021年度から大学入試センター試験が大学入学共通テストに変わりました。センター試験はマークシート式でしたが、共通テスト […]

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ちょっと不思議な校則もあるようです!

二宮皓 著『こんなに厳しい!世界の校則』(メディアファクトリー、2011年)  1980年代に中学生、高校生でした。持ち物、服装、頭髪の検査が厳しい時代でした。「ツッパリ」文化が流行してましたので、学校の制服を「改造」し […]

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アメリカ人の目に映る日本の体罰問題

アーロン・L・ミラー 著『日本の体罰――学校とスポーツの人類学』(共和国、2021年) 「暴力根絶」を掲げる日本の競技団体  2013年に、女子柔道の国際試合強化選手に対して指導者が暴力をふるった事件が発覚しました。20 […]

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明治維新は受験生の苦学ストーリーも生み出した!

竹内洋 著『立志・苦学・出世――受験生の社会史』(講談社、2015年)  2022年1月15日、大学入学共通テストの初日でしたが、試験会場だった東京大学の農学部前で受験生らを刃物で切りつける事件が発生しました。犯人は高校 […]

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薬物問題の背後に公衆衛生の視点あり!

渡邊拓也 著『ドラッグの誕生――19世紀フランスの〈犯罪・狂気・病〉』(慶應義塾大学出版会、2019年)  芸能人や元プロ野球選手が薬物問題で逮捕されたというニュースが流れるたびに「なぜ薬物に手を出してしまうのだろうか? […]

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成人年齢が18歳に! 少年法は?

廣瀬健二 著『少年法入門』(岩波書店、2021年)  2022年4月から成人年齢が18歳になりました。18歳以上は大人として取り扱われるということですが、これにともなって何か具体的な変化があるのか、ピンと来ないまま過ごし […]

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優生思想とは何か――その危険さを知ることができる名著です

米本昌平+松原洋子+橳島次郎+市野川容孝 著『優生学と人間社会――生命科学の世紀はどこへ向かうのか』(講談社、2000年)720円+税  2016年に神奈川県相模原市の知的障がい者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が […]

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いじめから身を守るためにできること

  荻上チキ 著『いじめを生む教室――子どもを守るために知っておきたいデータと知識』(PHP研究所、2018年)  1年間に何度か重大ないじめに関するニュースが流れて、最近はどれがどのいじめ事件だったのかよく覚えておらず […]

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少子化問題をみる「フィルター」こそ問題!?

赤川学 著『少子化問題の社会学』(弘文堂、2018年) 少子化対策の効果は? 少子化問題については新聞や雑誌などでもさかんに論じられ、最近では「保育園落ちた日本死ね!」という2016年のブログ投稿が話題になっていました。 […]

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