2022年6月
空き家問題の「なぜ?」に切り込む
牧野知弘 著『空き家問題――1000万戸の衝撃』(祥伝社、2014年) たしかに、よく見かける 庭の草が高くなっていたりカーテンを閉めきっていたりして人の気配のない家をあちこちでみかけます。ある日、急に重機が入って整地 […]
「ゲゲゲの鬼太郎」だけじゃない! 水木しげるの幸福論が面白い!!
水木しげる 著『水木サンの幸福論』(KADOKAWA、2004年) https://amzn.to/3xMdiHH 水木しげるは「幸福とは何か」を考えた 子どもの頃、テレビの「ゲゲゲの鬼太郎」を観ていました。独特の魅力 […]
漢字にまつわるあれこれ(口に出すのは気がひけますが……)
阿辻哲次 著『タブーの漢字学』(講談社、2013年) 古代中国の文字 テレビ、ネット、新聞には漢字があふれ、それを当たり前のように読んでいます。漢字がもともとは古代中国(漢)の文字だったというのはふだん全然意識していま […]
意外とむずかしい! 丸いケーキを3等分できますか?
宮口幸治 著『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮社、2019年) https://amzn.to/3xJqVqO 2020年にベストセラーを記録した本 この本は人から紹介されて手にとってみましたが、まず本の題名にある […]
東野圭吾『手紙』で描かれる「兄弟のすれちがい」に注目!
東野圭吾 著『手紙』(文藝春秋、2006年) 映画『容疑者Xの献身』は良かったですね 東野圭吾さんの小説作品はあまり読んだことがなく、『容疑者Xの献身』がテレビで放送されたのを観て堤真一さんと松雪泰子さんの演技がよかっ […]
「マンガの神様」は悲劇をもちこんだ!
竹内一郎 著『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社、2006年) 手塚の作風を考える 「マンガの神様」と呼ばれる手塚治虫の作品では『火の鳥』や『アドルフに告ぐ』が好きです。ほかにも『ブラック・ジャック』や『ブッダ […]
本能寺の変は謎だらけ! 真相はどうだった?
明智憲三郎 著『本能寺の変――431年目の真実』(文芸社、2013年) 光秀=「裏切り者」というイメージ 「裏切り者」というのが明智光秀に対してもっていたイメージでした。戦国時代を勝ち抜き、天下統一を進めた信長、秀吉、 […]
「生類憐み令」と5代将軍・徳川綱吉の実像に迫る!
塚本学 著 『生類をめぐる政治――元禄のフォークロア―― 』 (講談社 2013年) 徳川綱吉は「犬公方(いぬくぼう)」だったのか? 徳川綱吉が「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれるほど犬を大事にする「生類憐(しょうるいあわ […]
コロナ以前の感染症に人類はどう対処してきたのか?
山本太郎 著『感染症と文明――共生への道――』(岩波書店、2011年) コロナ禍で感染症への注目が急増 2020年始めから新型コロナの感染が広がるまでは感染症というものにほぼ関心がありませんでした。冬場にインフルエンザ […]
「魔法の3S」とは何か?
加藤光一 著『「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方』(KADOKAWA、2018年) 自動車教習所=厳しい?! 30年ほど前、自動車教習所に通っていた時、指導員の人に何度も怒られた記憶があります。運転が下手で、飲み込み […]