2022年8月
「キャンプを防災に活かす」という発想
日本放送教会 NHK出版『たのしく防災! はじめてのキャンプ』(NHK出版、2019年) コロナ禍のレジャー コロナ禍で「密」になりにくいレジャーということでキャンプが注目されているようです。私もキャンプは好きですが、 […]
江戸時代の健康法を現代語で
貝原益軒 著『養生訓』(講談社、1982年) 江戸時代に健康法を説いた貝原益軒という人は有名ですが、実際にどんなことを述べた人なのかというのはあまり知りませんでした。以前、永山久夫さんの『長寿食事典』を読んだ時、貝原益 […]
手塚治虫にも影響を与えたドーミエ風刺画(カリカチュア)の世界!
石子順 著『ドーミエの風刺世界 ―― 現代漫画の源流』 (新日本出版社、1994年) 手塚治虫はドーミエを高く評価 かなり以前ですが、ドーミエという画家の描いた絵が何かの本の表紙になっているのを観て作風が独特で面白いな […]
ガンダムのキャラクター、モビルスーツ、ストーリーの解説本
機動戦士ガンダム大解剖(三栄、2017年) 小学校低学年の時に放送開始された『機動戦士ガンダム』にはハマりました。ビームサーベルみたいなのを自作してチャンバラごっこしたり、ガンプラを作ったり、面白かったです。本屋を歩い […]
カトリックは他の宗教とどこが違うのか(比較宗教学)
谷泰 著『カトリックの文化誌 ―― 神・人間・自然をめぐって』(日本放送出版協会、1997年) これまで山形孝夫さんの『治癒神イエスの誕生』と『読む聖書事典』を読んで、キリスト教について勉強してきました。私はキリスト教 […]
近代医療をはみ出す「癒し」文化
鈴木七美 著『癒しの歴史人類学 ――ハーブと水のシンボリズムへ』 (世界思想社、2002年) ミントの繁殖力には驚いた 晴れた日の午後に紅茶を飲みながら、ほっと一息つくのはいいものですね。ミントやカモミールなどのハーブ […]
福井県の学力と表現活動(アウトプット)
志水宏吉+前馬優策 編著『福井県の学力・体力がトップクラスの秘密』(中央公論新社、2014年) 「コロナ下で子どもの体力が低下」との報道 子どもたちの学力や体力は社会的にとても関心の高いトピックで、国際的な学力調査で日 […]
病歴や乳母事情も記された江戸期の史料から分かったこと
藪田貫 著『男と女の近世史』(青木書店、1998年) 大阪の旧家から貴重な記録が 江戸時代の庶民の暮らしに対する興味がだんだんでてきたので本書を読んでみました。本書の著者、藪田貫さんは江戸時代の歴史を専門とする研究者で […]
裁判記録から分かる女性の犯罪(江戸時代)
妻鹿淳子 著『犯科帳のなかの女たち――岡山藩の記録から』(平凡社、1995年) 昭和のテレビ番組で「鬼(おに)平(へい)犯科帳(はんかちょう)」という時代劇ドラマが放送されていました。「犯科帳」というのは広く刑事裁判の […]
嫉妬は幸福の妨げになる? ラッセルの幸福論
バートランド・ラッセル 『幸福論』(KADOKAWA、1952年 原書1930年) 水木しげるさんの『水木サンの幸福論』を読んで以来、幸福について書かれたものを何冊か読むようになりました。今回はバートランド・ラッセルの […]