ポスターが「プロパガンダ」した時代
田島奈都子 著『プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争』(勉誠出版、2016年) 2022年、ウクライナ侵攻を開始したロシアですが、国内ではこの侵攻を正当化し国威(こくい)発揚(はつよう)するためにテレビ放送を通じて「 […]
医療の世界を社会学する
中川輝彦・黒田浩一郎 編著『よくわかる医療社会学』(ミネルヴァ書房、2010年) これまで、山本太郎さんの『感染症と文明』や立川(たつかわ)昭二(しょうじ)さんの『病気の社会史』など健康や医療について歴史的に考察した本 […]
生徒指導を日米比較すると……
片山紀子・藤平敦・宮古紀宏 著『日米比較を通して考えるこれからの生徒指導』(学事出版、2021年) 校則と生徒指導の深い関係 以前、二宮(にのみや)皓(あきら)さんの『こんなに厳しい!世界の校則』という本を読んだことが […]
犯罪加害者の家族はどうなるのか?
鈴木伸元 著『加害者家族』(幻冬舎、2010年) 以前、東野圭吾の小説『手紙』を読みましたが、この小説は兄が強盗殺人を犯してしまった弟の苦悩の日々を描いたもので、まさに加害者家族の問題を取り扱った作品でした。今回は、加 […]
人間と家畜の長くて深い関係
谷泰 著『牧夫の誕生 ―― 羊・山羊の家畜化の開始とその展開』(岩波書店、2010年) 昭和の時代、『アルプスの少女ハイジ』というアニメがテレビ放送されていて(※宮﨑駿さん、高畑勲さんが製作に携わっていました)、主人公 […]
仕事に役立つ80個のアウトプット法
樺沢紫苑 著『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版、2018年) 以前、樺沢紫苑さんの『学び効率が最大化する インプット大全』を読んだことがありましたが、今回はそれとセットになる本書を読んでみました […]
「私たちは何のために歳を重ねるのか?」を問う小説
角田光代 著『対岸の彼女』(文藝春秋、2007年) 角田光代さんの小説は今まで読んだことがありませんでした。直木賞を受賞している有名な作家さんで、『八日目の蝉(せみ)』などの映画化された作品もありますので角田さんの小説 […]
「キャンプを防災に活かす」という発想
日本放送教会 NHK出版『たのしく防災! はじめてのキャンプ』(NHK出版、2019年) コロナ禍のレジャー コロナ禍で「密」になりにくいレジャーということでキャンプが注目されているようです。私もキャンプは好きですが、 […]
江戸時代の健康法を現代語で
貝原益軒 著『養生訓』(講談社、1982年) 江戸時代に健康法を説いた貝原益軒という人は有名ですが、実際にどんなことを述べた人なのかというのはあまり知りませんでした。以前、永山久夫さんの『長寿食事典』を読んだ時、貝原益 […]
手塚治虫にも影響を与えたドーミエ風刺画(カリカチュア)の世界!
石子順 著『ドーミエの風刺世界 ―― 現代漫画の源流』 (新日本出版社、1994年) 手塚治虫はドーミエを高く評価 かなり以前ですが、ドーミエという画家の描いた絵が何かの本の表紙になっているのを観て作風が独特で面白いな […]